5月になりましたが、今年入社した新入社員の人は現在も研修を受けている最中なのではないでしょうか。
今回、新入社員が気になる(と思われる)初任給の金額や将来貰えるお給料の金額について、社会人を長くしているわたしが個人的な経験と予測を織り交ぜながら書いてみました(笑)
新入社員の人は参考にしてみてください。
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入社1年目〜2年目
給料総額: 21万円〜26万円
テレビ番組調べ(調査地域:東京)によると、初任給の手取りは「15万円〜20万円」の間が一番多く、次いで20万円から25万円となっています。
初任給の手取りで一番多いのが18万円から23万円ぐらい、総額では21万円から26万円といったところでしょうか。
わたしが新卒で入社したばかりの頃もそれぐらいの間の金額だったし、ほとんどの人がこのぐらいの金額からスタートするのではないでしょうか。
入社したばかりで「職能給」は一番低く設定されているだろうし、残業を長時間しなくてはいけないほどの仕事量を任されていないので、まずはこの金額で我慢しましょう。
正社員であればお給料の他にボーナスもありますが、1年目は期待できません。
「給料が安い!!」と不満に思うことは、誰もが経験することです。
56人に聞いた初任給の手取り額。テレビ番組の調査結果。
保険業の会社に入社した22歳女性。
上の女性とは別人ですが、下のリンク先のサイトで日本生命で活躍している女性が紹介されています。
保険会社のお仕事について知りたい人は参考にしてみてください。
日本生命 CS総合職
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入社5年目〜9年目
給料総額: 25万円〜30万円
食費を心配することはなくなり、子どもの頃の食べ物系の夢は叶えようと思えば叶えられます。
一度は「お菓子をお腹いっぱい食べたい!」とか「いちごをおなかいっぱい食べたい!」などを夢見たことはあると思いますが、まだ想いが残っていたのなら叶えてみてください。
わたしはまだ実現させていませんが…。
お給料の他にボーナスの金額も増え、新しいWindowsが出るたびにパソコンを買い替えられるようになったり、学生の頃よりも気軽に海外旅行にも行けます。
あるいは株などの投資にもお金をまわせる余裕がでてきます。
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入社10年目〜19年目
給料総額: 33万円〜40万円
安心して生活できる30万円台になるのは30歳以降から。また学歴によってお給料の金額に差が広がっていくのも30歳以降からです。
大卒で30歳を超えるとお給料の総額は毎月30万円を超えるようになり、30代後半になれば40万円近くになります。
残業が多い月だと、瞬間的に40万円になる可能性も出てきます。
その上、基本給が上がりボーナスもアップするので、入社したときと比べれば生活はそこそこ楽になると思います。
海外旅行するとき、飛行機のファーストクラスを利用できる人が出てくる年代です。
30歳を過ぎた辺りから結婚する人は多くなりますが、もし結婚し旦那さんや奥さんが共に大卒であれば月の平均世帯収入は60万円ぐらいになり、夫婦共に正社員であればボーナス月はさらに世帯収入が増えます。
結婚後も経済的な余裕を望むなら、結婚相手は大卒の正社員の人を狙うのがいいかもしれません(笑)
老後は年金と退職金とこれまでの蓄えで、のんびり海外旅行を楽しめるかもしれません。
40代になれば「課長」などの管理職に昇進する人は出てきますが、課長のお給料は新入社員の人が思っている以上には増えません。
わたしは大手企業に勤めた経験がないので大手企業についてはわかりませんが、中小企業の40代の課長は一般社員のお給料とあまり変わりません。
「基本給」や「職能給」がアップしたり「役職手当て」がついたりしますが、残業をそこそこしている同年代の一般社員との差は少ないです。
下手したら、残業を多くしている一般社員のほうがお給料は多いかも…という感じです。
やりがいを感じることはあっても、課長のお給料については過度な期待はしないほうがいいです。
とはいえ、管理職になれば将来は一般社員よりお給料が増額する可能性は高いので、どんどん目指しましょう(笑)
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入社20年目〜29年目
給料総額: 40万円〜49万円
年齢は40代になります。
まだわたしは社会人を20年経験したわけではないのですが…。
お給料の上昇は緩やかになり、個人的には一般社員のお給料は30代後半から伸びず、給料総額は40万円半ば程度なのではと思っています。
管理職に昇進すれば伸びしろはありますが、多くの人は40万円半ばで頭打ちになるかと。
それに大卒と高卒の賃金差は入社してから徐々に広がる傾向にありますが、40歳から44歳の年齢では12万円もの賃金差があり、ひと括りに入社20年目はいくらとは言えなくなります。
下の画像は、厚生労働省が2015年に公開した「学歴、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差」の資料から。
「40歳〜44歳」の年代を見ると、大卒で431400円、高卒で311200円となっており、その差は120200円。
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入社30年目〜定年
給料総額: 40万円〜50万円
大卒の人なら50歳を超え、定年まであと数年。生涯最もお給料が高くなる年代です。
上の統計では大卒の50歳から54歳の「54万円」が生涯最も高いお給料となっていますが、50万円以上のお給料を貰うのは一部の人だけで、多くの人は50万円には届かず40万円台後半がピークだと思います。
とはいえ、30年後は大きく経済情勢が変わり、お給料に影響でている可能性があります。
わたしが社会人になって16年の間は少し物価が上昇したもののさほど変わっていませんが、将来的にはデフレを脱却しますます物価が上昇すると予測されるので、ひょっとしたら30年後は物価の上昇にともない、現在の50代より多くお給料が貰えるかもしれません。
少なくとも2019年には消費税が10%になる見込みで物価が上昇します。
お給料が上がる以上に物価が上昇してしまったら生活は苦しくなりますが、実際はどうなるんでしょうね。
新入社員のかた、ゴールデンウィークの長期連休でだるく感じているかもしれませんが、とりあえず就職した会社でがんばってみてください。